バックテストの落とし穴!最大ドローダウンの正体と資産を守る「回復力」の極意
バックテストの落とし穴!最大ドローダウンの正体と資産を守る「回復力」の極意
「このEA、利益率がすごそう!」と飛びついたものの、実際に動かしてみたらあっという間に資金が溶けてしまった…そんな経験はありませんか?
こんにちは、はかせです。実は多くの方が、バックテストの「ドローダウン」という数字を正しく理解できていないために、回避できるはずのリスクで失敗してしまっています。EAはあなたの資産を増やすための大切な「パートナー」です。そのパートナーがどれくらいの「我慢(含み損)」をする子なのか、プロの視点でしっかり解説しますね!
0. この記事のまとめ
- ドローダウンは、「お財布に開いた一番大きな穴」のサイズ!
- リカバリーファクターは、「穴を塞いで更にお金を貯める馬力」のこと!
- 絶対・最大・相対の3種類があり、「率(%)」を重視するのが運用のコツ。
ドローダウンとは?「下落の谷」を理解しよう
FXにおけるドローダウンとは、簡単に言えば「資産が一時的にどれだけ減ったか」という数値です。投資の世界では、利益を出すまでに必ず「資産が目減りする期間」が存在します。
比喩で言うなら、ドローダウンは「山登りの途中で遭遇する、深い谷底」のようなものです 。頂上(最高益)に到達する前に、どれだけ深く暗い谷へ降りなければならないかを知っておかないと、途中で足がすくんでリタイアしてしまいますよね。

エンジニアが教える「3つのドローダウン」の使い分け
MT4/MT5のバックテスト結果には、3つのドローダウンが記載されています。エンジニアの視点で、それぞれを「引き出し(変数)」に整理しておきましょう 。
① 絶対ドローダウン:スタート直後の洗礼
「最初に用意したお財布(初期証拠金)」から、どれだけ減ったかを表す数値です 。
例えば、100万円でスタートして、一度も100万円を超えずに90万円まで減ったら、絶対ドローダウンは10万円です。いわば「スタート直後の洗礼」のようなものですね。
② 最大ドローダウン:過去最悪の「崖っぷち」
これが最も有名な指標で、バックテスト期間中で「資産の最高値から安値への最大落差」を指します 。
【はかせの具体例】
あなたのお財布(証拠金)が100万円だったとしましょう。
1. 順調に勝って150万円まで増えました。(ここが暫定1位の山!)
2. その後、相場が荒れて一時的に100万円まで減ってしまいました。(ここが谷底!)
3. そこから再び頑張って、200万円まで増えました。
この場合、150万円から100万円に落ちた時の「50万円」が最大ドローダウンです。
ここで注意! 初期資金の100万円から見て「トントンだからセーフ」と考えてはいけません。一度「150万円」という数字を見てしまった後で、100万円まで減るのを見るのは精神的にかなりキツいですよね。この「最も資産が削られた瞬間」を知ることで、「過去最悪、これだけのショックが来る可能性がある」という心の準備ができるようになるんです。
③ 相対ドローダウン:【最重要】破壊力の測定器
エンジニアとして最も重視してほしいのが、この「下落率(%)」です 。
金額だけを見ていると、落とし穴にはまります。例えば、1000万円の口座で100万円減る(10%)のと、100万円の口座で60万円減る(60%)のでは、後者の方が圧倒的に致命傷に近いですよね?「率」で見ることで、EAの本当のリスクを測ることができます。

リカバリーファクター:絶望から這い上がる「スタミナ」
最大ドローダウンが「谷の深さ」なら、リカバリーファクター(回復係数)は「その谷からどれだけ高く、速く飛び上がれるか」という能力を示します。
計算式:純利益 ÷ 最大ドローダウン
この数値は、いわばEAの「エンジンの馬力」です。この値が大きければ大きいほど、深い谷に落ちてもすぐに元の高値まで駆け上がってくれる「優秀な復旧能力」を持っていると言えます。
「馬力」の違う2つのEAを比較してみよう
| 項目 | EA「ウサギさん」 | EA「カメさん」 |
|---|---|---|
| 純利益 | 100万円 | 100万円 |
| 最大ドローダウン | 50万円 | 10万円 |
| リカバリーファクター | 2.0 | 10.0 |
EA「ウサギさん」は、100万円稼ぐために、途中「50万円」という心臓に悪いマイナスを経験しています。稼いだ額の半分を一度失いかけたことになります。
一方、EA「カメさん」は、わずか「10万円」の凹みだけで100万円を稼ぎ出しました。リカバリーファクターが10.0ということは、「一度の失敗に対して10倍の利益で倍返しした」という、非常に効率的でスタミナのあるEAだと言えます。
エンジニア直伝!ドローダウンを監視する「名札」
「感情に任せて運用を止めるのが怖い」という方は、プログラムに「名札(マジックナンバー)」を監視させましょう 。お財布が破綻する前にブレーキをかけるコードの一部をご紹介します。
// 有効証拠金ベースのドローダウン率を計算し、25%を超えたら停止
double balance = AccountBalance();
double equity = AccountEquity();
double ddPercent = (1.0 - (equity / balance)) * 100.0;
if(ddPercent > 25.0) {
Print("緊急停止:ドローダウンが25%を超過しました!");
// ここに全決済・注文停止のロジックを記述
}
最終まとめ
ドローダウンは単なる「マイナスの数字」ではありません。EAを安全に運用するための「防波堤」です。バックテストを見る時は、金額の大きさに一喜一憂せず、「相対ドローダウン(率)」と「リカバリーファクター」を必ずチェックしてくださいね。
もし「このEAの数字、どう読み解けばいいの?」と不安になったら、一人で悩まずに公式LINEで気軽に相談してください!はかせがあなたのバックテストを一緒に分析しますよ。
それでは、次回の記事もお楽しみに!

コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。