FX自動売買は大損する危険が?騙されないための知識と失敗しないEAの選び方

FX自動売買のEAの仕組みをレシピや蛇口のイラストで分かりやすく説明した概念図

FX自動売買は大損する危険が?騙されないための知識と失敗しないEAの選び方

こんにちは、はかせです。最近、SNSを開けば「月利100%確定!」「放置で億り人」といった威勢のいい言葉と共に、FX自動売買(EA)の勧誘が流れてきますよね。これから投資を始めようとしている方にとって、これらは非常に魅力的に映るはずです。

しかし、私はエンジニアとして5年以上EA開発に携わってきましたが、「知識を持たずに飛び込んだ人の9割が、半年以内に資金を溶かしている」という厳しい現実も見てきました。自動売買は魔法の杖ではありません。あくまで、プログラムという「秘伝のレシピ」に従って、淡々と「蛇口(ロット)」をひねる機械に過ぎないのです。

この記事では、FX自動売買で大損を避けるための必須知識を、初心者の方でも一読で理解できるよう、専門用語を身近な例えに置き換えて徹底解説します。この記事を読み終える頃には、あなたは怪しい勧誘を見抜き、自分自身の力で勝てるシステムを選別できるようになっているはずです。

0. この記事のまとめ

  • 自動売買の本質:感情を排除し、決まったルールで24時間稼働する便利なツール。
  • 大損の主因:バックテストの改ざんや、資金管理(蛇口の調整)の失敗。
  • 選定基準:「過去問(バックテスト)」だけでなく「模試(フォワードテスト)」の結果が重要。
  • リスク回避:「名札(マジックナンバー)」による管理と、相場に合わせた運用停止の判断。
  • エンジニア視点:ソースコードの透明性やロジックの理解が、長期的な利益に直結する。

FX自動売買(EA)の仕組みを「料理」で例えてみよう

FX自動売買は、正式には「Expert Advisor(エキスパート・アドバイザー)」、略して「EA」と呼ばれます。これを理解するために、プロのシェフが作った「料理の自動調理機」を想像してみてください。

プログラムは「秘伝のレシピ」

EAの中身は、数千行に及ぶプログラムコードで書かれています。これは料理で言えば「塩を3グラム入れる」「180度で5分焼く」といった指示が書かれたレシピです。EAはこの指示に従い、「130.50円になったら買う」といった注文を自動で出します。

変数は「材料をしまう引き出し」

プログラムの世界では、「引き出し(変数)」という概念が重要です。例えば、「今の口座残高」や「目標利益」といった情報は、一度この引き出しにしまわれ、必要に応じて取り出されます。この引き出しの整理が下手なEAは、動作が重くなったり、肝心な場面でエラーを起こしたりします。

ロットは「水の量を決める蛇口」

一番怖いのが「蛇口(ロット)」の調整ミスです。一度に流す水の量(取引量)が多すぎると、少しの揺れでバケツ(口座資金)があふれてしまいます。これを調整するのが、自動売買における「資金管理」の正体です。

自動売買で大損する人が共通して無視している「5つの重要項目」

私がこれまでに相談を受けた「EAで数百万円溶かした」という方々には、共通点があります。それは、以下の5つのチェック項目を、販売者の「稼げます」という言葉だけでスルーしてしまったことです。

1. バックテスト(過去問)の品質に「改ざん」はないか?

バックテストとは、過去のチャートデータを使って「もしこのEAを動かしていたらどうなったか」を検証することです。いわば、「過去問を解かせて、何点取れるか確認する作業」です。
ここで注意すべきは、「モデリング品質」という数値です。これが90%未満、あるいは「n/a」となっているものは、テストのデータがスカスカで信頼できません。最低でも99.9%(TDS使用)の精度の高い過去問を解いているか確認しましょう。

2. フォワードテスト(本番模試)の結果が公開されているか?

過去問で満点を取れても、今年の本試験で点数が取れるとは限りません。今まさに動いているリアルな実績を「フォワードテスト」と呼びます。
Myfxbookなどの外部サイトで、嘘偽りのない本番成績が公開されているものを選びましょう。スクリーンショット画像だけの「利益報告」は、いくらでも加工ができるため、エンジニアの視点からは全く信用に値しません。

3. EAの「タイプ(性格)」を理解しているか?

EAには大きく分けて2つの性格があります。

  • 1ポジ型(優等生タイプ):一度に1つしか注文を持たず、損切りも早い。利益はコツコツだが、大損のリスクが低い。
  • ナンピン型(爆発タイプ):相場が逆行した時に注文を追加し、平均価格を下げる。勝率は高いが、一度捕まるとバケツから水があふれる(資金ショート)リスクがある。

どちらが良い・悪いではなく、自分がどの程度のリスク(蛇口の開き具合)を許容できるかが重要です。

4. 資金管理(蛇口の絞り方)のルールが決まっているか?

投資において「絶対」はありません。100万円の資金に対して、いくらの損失が出たらシステムを止めるのか。あるいは、利益が出た分を毎週別の口座に移す(出金する)といった、「物理的な防御策」を持っている人が最後に生き残ります。

5. 動作を管理する「名札(マジックナンバー)」の重複に注意

1つのMT4(取引プラットフォーム)で複数のEAを動かす場合、各EAには「名札(マジックナンバー)」が付いています。もし複数のEAに同じ名札を付けてしまうと、EAが「これは自分の注文だ!」と勘違いして、勝手に他人の注文を決済してしまう大混乱が起きます。これはエンジニアが最も嫌う、初歩的かつ致命的なミスです。

エンジニアが教える「詐欺EA」の見抜き方

プロのコードを書く側から見れば、怪しいEAは一瞬で分かります。以下の特徴に当てはまったら、すぐに逃げてください。

  • 「月利100%」を強調している:年利ではなく月利で100%は、物理的に「全財産を賭けたギャンブル」を繰り返している証拠です。1回でも負ければゼロになります。
  • 「含み損」を隠している:利益の画像だけ見せて、現在抱えている「マイナスの注文」を見せないパターンです。水面下でバケツが浸水していることに気づかせない手法です。
  • 証券会社が指定されている:特定の無名な海外証券会社を強制される場合、あなたの負け額が紹介者の報酬になる「B-Book」の仕組みが悪用されている可能性があります。

EAロジックの具体例(MQL4コード)

少し技術的な話をしましょう。信頼できるEAは、以下のように明確なロジックで注文を出します。これは、RSIという指標を使って「売られすぎ」を判断し、買い注文を出す非常にシンプルなレシピの一部です。

// RSIを使った逆張り買いエントリーの例
double rsiValue = iRSI(NULL, 0, 14, PRICE_CLOSE, 0); // RSIの値を取得

if(rsiValue < 30) { // もしRSIが30を下回ったら(売られすぎ)
   int ticket = OrderSend(Symbol(), OP_BUY, 0.1, Ask, 3, 0, 0, "MyEA_Buy", 12345, 0, clrBlue);
   // 蛇口を0.1ロット開き、名札(12345)を付けて注文!
}

このように、全ての動作には「理由」が必要です。「なんとなく今がチャンスだから」という曖昧な理由は、プログラム(機械)の世界には存在しません。あなたが使おうとしているEAは、どのような理由で「蛇口」をひねるのか。それを説明できないEAに、大切な資産を預けてはいけません。

まとめ:自動売買で大損しないために

FX自動売買は、正しく使えばあなたの代わりに24時間相場を監視してくれる、心強い「2人目の自分」になります。しかし、そのためには「任せっぱなし」にするのではなく、オーナーとして「レシピ(戦略)」と「蛇口(資金管理)」を管理する責任を持つ必要があります。

今回の内容を参考に、まずは「バックテストの信頼性」と「フォワードテストの公開」を確認することから始めてみてください。それが、あなたが大損を回避し、投資家として一歩前進するための、最も確実な近道です。


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